事業紹介

当社は住友商事グループが展開する国内肥料事業の中核を担っており、原料調達・製品製造・卸売販売・農業生産者直販という一気通貫型のユニークなビジネスモデルを構築しています。
農業生産者とのダイレクトアクセスを有するという強みを活かし、土壌分析に基づく施肥提案をベースとした提案型営業を行っています。
作物の品質向上や安定した収穫量確保を目指して、土づくりをサポートする肥料・農薬等の各種資材の販売を行うことで、日本農業の成長・発展に寄与してきました。
当社ではこの状況に満足することなく、施肥提案に留まらない営農コンサルタントサービスの提供や青果流通事業への参入、ドローン・センサー技術等を活用したスマート農業の推進を行うことで、総合アグリサービス会社への規模拡大を目指しています。
当社は総合アグリサービス会社への道を加速させるために、人材・情報などのリソースを集約する組織として、2021年10月に全社横断の組織である「新事業推進室」を立ち上げました。これにより当社の目指す総合アグリサービス会社への進化を目指します。
【新たな事業への取り組み】
・ドローンの活用
ドローンの活用として、農薬、種子、追肥等の散布のほか、空撮を利用しての生育調査を行っています。今後は当社で蓄積した知見をもとに、防除の請負をはじめとして農業生産者へのドローンの販売、整備、スクールとドローンのワンストップサービスを提供できるよう、取り組んでいます。
・センサー技術の活用
センサー技術を活用し、栽培分野ではビニールハウス内の計測と環境解析を行い、栽培している作物にとっての好適環境の維持をサポートする仕組みを作っています。また、酪農分野では牛舎の環境計測システムの開発を進めています。1つの技術を栽培分野だけではなく酪農分野にも展開し、活用の幅を広げています。
・青果流通事業
現在行っている生産力強化の栽培サポートに加えて、栽培された青果物の流通のサポートも行っています。
青果物の全国横断的な産地形成を始めとした新しい取組みと、加工会社・小売販売会社と協業して付加価値を高めたブランディング戦略で、青果物の流通を推進しています。
生産者へのダイレクトアクセスの強みを活かし、生産・物流・小売りを結ぶ役割を模索しています。
・営農コンサルタントサービス
施肥提案・栽培指導に留まらず、栽培と経営の両面から農業生産者をサポートする事業です。経営・栽培計画の立案から、施肥提案、栽培進捗の確認等を行って課題を発見するとともに、短期・中長期に改善する計画を立案し、営農の改善に携わります。農業経営者に伴走し、営農サポートに継続して取り組んでいます。